AbemaTVについて
この番組を見るためにAbemaTVのアプリをダウンロードしました。
色々とチャンネルがあるので、民放に飽きてしまった方にはオススメかもしれません。
ニコ動の場合だとユーザーが作った動画と公式生放送の2つがありますが、良くも悪くも「ゆるい」と感じています。
最近で言えば公式番組で古市憲寿氏が政治家の小沢一郎氏を怒らせて「これ読めばいいんですか?」なんて、まるでガキ使のヘイポーの謝罪みたいな態度をとってましたね。
それに比べてAbemaTVはグダグダとかダラダラという印象は受けませんでした。いわゆる「完パケ」みたいな感じ。
インターネット番組を家族で見るという、新しいお茶の間の風景を演出できるかもなんて思いました。
DOTAMAの個性とスキルが際立ってた
今回のバトルシステムは3vs3の団体戦で、個人のスキルはもちろんの事、チーム内のコンビネーションが試されるバトルでした。
まず3チームずつがAブロックとBブロックに分かれて1チーム勝ち抜けの総当たり戦を行い、決勝を行うという流れでした。
ゲスト観覧者になぜかカンニング竹山さんとJOYが居るという謎のキャスティング…
たまむすび|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~
竹山さんはTBSラジオ「たま結び」で今回の収録について語っていましたが、相当に感動したみたいですね。
画面越しでも大勢のオーディエンスが沈黙するほど張り詰めた空気なのだと伝わってきました。
↑ジブさんから「どうですか?」って振られるたびに、顔面のテカリ具合が半端ないっていう笑
AブロックはTパブローチームが噛み合ってなくて、黒ぶちと悪い意味でキャラ被りしてましたね。
8小節×3ターンなので、高速で言葉を詰め組むには8小節じゃキツくて、そこではみ出した分だけマイクをパスされた側はより短い時間で仕事をしないといけなくなる。だから、情報を処理できなくなって空白の時間が生まれてる感じがしました。
AS ONEの主催者であるタイカ氏が「ラッパーを追い詰める」と口にしていましたが、まさにその通りだなぁと思いました。
あと、漢チームの17歳の少年のヘラヘラした感じが個人的に嫌いです←
Bブロックはとにかく、サ上チームと関西チームのキャラが濃すぎて、チコカリートと焚巻の高速ラップの見せ場を作れませんでしたね。いやぁ、残念です。
伝家の宝刀「タカシとヒロシ!」笑
✳︎本当の名前はタカコとヒロシ
だって、これを出されたらどうしょうもありませんよね笑
崇勲どうやって生まれてきたんだよって笑
真面目にアンサーするとそれだけでターン終わっちゃいますから、とにかく浪費せざるをえない状況に追い込まれてました。
モンスターの中で サイプレス上野は5連敗もしてるから、今回もすぐ負けるだろうと思っていたんですけど、団体戦になると持ち味を存分に発揮できるラッパーなのだと認識しました。
考えてみればフリースタイルダンジョンで戦っている時はロベルト吉野がいない状態で戦っているのだから、弱くて当たり前なのかもしれません。
…ん? 褒めているのかけなしているのか分からない文章になってしまいましたが、先行でも後行でもどちらでも戦えるサイプレス上野の即興性はかなり高いと、そう思うのです。
決勝はDOTAMAチームを応援してました。
これに限った話ではありませんが、関東vs関西のイデオロギー対決に私は興味がありません。
ではなぜDOTAMAチームを応援したのかといえば、ヒダディー氏のキャラが苦手である事と、3年前までDOTAMAも普通にホームセンターで働いていたという2点です。
オリコン週間 CDシングルランキング 2016年06月20日〜2016年06月26日 | ORICON STYLE
↑オリコンチャート見ると10位以内にクラブミュージックがランクインしていないことが分かります。
大手レコード会社でもCDが売れない中で、ラップでCDを売ることがどれだけ大変なのかを考えるとかなり厳しいですよね。
そこからまさにステップアップしているのがDOTAMAだと思いますし、不良とかギャングのイメージが強いカルチャーのイメージを変える逸材でもあります。
さて、気になるパフォーマンスのほうはというと…
あの速さで全韻踏んでます!
相手チームがマイク持ってる時に考える時間はありますけど、今まさに発せられた相手の24小節にも応えなければならないのでほとんど時間はないんです。
そこで、ドラゴンワンと掌幻がキッチリと仕事をしてDOTAMAの時間を捻出するんですよ。このチームワークが半端じゃない。
そして、DOTAMAはリーダーとして的確に一人ずつディスってるんですよねぇ。
関西チームはR-指定のワンマンチームになってしまった事と、下ネタが多すぎてつまんなかったです。
結果は圧巻のクリティカル。
この判定を見たDOTAMAは「えっ?マジ?マジ?」と信じられない様子でした。
司会のUZIから優勝チームの名前が発表されるとDOTAMAは堪えきれずに涙。
愛妻家の掌幻は満面の笑み、ドラゴンワンは泣くなよと肩をポンポンするバファリンのような優しさ。
犯罪級とは程遠い人間味の溢れたチームです。
観客の誰もが思っていた事(やたら喋ってるのは司会がやりたいからなのか?)をDOTAMAさんがヒダディーさんに言ってくれたとリリィ氏。
あれ?たしか掌幻もヒダディーをディスってたと思いますけどそこは…
僕の名前をラップで使ってくれてありがとう。すごいモノを見てしまったと語る竹山さん。ぜひ次回はサ上チームに入りましょう。
サイバーエージェント社の藤田社長から100万円を手渡されるDOTAMAチーム。
ジブさんによると、MCバトルの番組を作ろうと持ちかけたのは藤田社長らしいです。今のテレビにはこういう企画力が欠けてますよね。
優勝インタビューは緊張から解き放たれた顔してました。
この後、なぜかサイプレス上野がDOTAMAはバンドをやっているし、CMも出てるから掌幻とドラゴンワンにあげなさいと100万円の使い方を決める一幕がありました。
番組のフィナーレは出演者全員でサイファーをやって大盛り上がり。
審査員や般若(全然、韻踏まなかったね)も出てきたり、ライブゲストのSkyHi(なぜかKREVAさんのネタをやってたね)も出てきたり、ジブさんもジャケット脱いで歌ってました。
そして、忘れてはならないのがサ上チームに「エイエイエイエイ」と馬鹿にされ、優勝も逃したR-指定。
今回は負けたけどDOTAMAとは3勝2敗だから決着をつけようと誓いました。
先ほどのインタビューでDOTAMA(昭和生まれのクソメガネ)は、あの子(ヒゲ)とは100万円を取り合う仲なんだなぁと語ってましたし、「ベートーベン」からの「運命」っていう巡り合わせも奇妙ですよね。
これを生で見れた観客はさぞかし楽しかったことでしょう。
CIMAか誰かがラップしてましたけど、東京ドームとかデカイとこでやったらどうなるんでしょうか。紅白ディス合戦なんてやったら楽しかったかも。
↑最後に視聴者コメの心ない一言をご覧ください。
あと、AbemaTVの通信量が気になる方の為に書いておきます。
動画は通信量の消費が激しいので今回、画質を最低に落として視聴した結果、19時から22時過ぎまでの視聴で527MBでした。番組ごとに違うとは思いますが参考にしてみて下さいね。
おわり。