モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

怪獣みたいな名前の植物

お前は一体…。

久しぶりにダイソーに偵察に行った。

目的は「ピンポンの木」のリベンジ。葉焼けをさせ、根が腐り、キノコバエの楽園にしてしまった罪悪感を消すには、もう一度育てるしかないと考えたからで。今は季節の変わり目だし、店頭に置かれていても不思議ではない。そう思って私は赴いた。

しかし、世の中そんな都合よくできてはいない。店頭で私を待ち構えていたのはカボック、ドラセナ、パキラと多肉植物

そう、いつものメンバーである。地味な彼らは「生きてる」というか「はえてる」という感じで、もしかしたらビニルで作られた造花のほうが売れているのかもしれない。価格は造花のほうが安いのだからきっとそうだ。でも、今日並んでいたパキラはしっかりとした木の幹があるバージョンだったから、売れ残ることはないだろう。

通路の裏に回るとストライプの入った違うタイプのドラセナが並んでいた。その隣には「サンデリアーナ」という植物と、その隣には「ミリオンバンブー」という小さな竹が売られていた。

知らないことはすぐ調べるタイプの人間である私は光の速さで検索した。すると、サンデリアーナの別名はミリオンバンブーだということが判明。見た目は大きく違っていたので、違う種類なのかもしれないがネームロンダリングの匂いがする。真相はダイソーしか分からないことだ。

また、ドラセナを「幸福の木」と呼ぶのと同じように、台湾ではミリオンバンブーがそのポジションにいるようだ。このことから(ピンポンの木も台湾原産だった)ベースは台湾の流通ルートであることが分かる。ガジュマルの木は一度しか見たことがないのでレアだったに違いない。今更ながら悔やまれる。

そして目当てのピンポンの木の姿はなくーー。

 

一旦、ポットの棚から離れて園芸コーナーのほうに行くと、野菜と花の種が売っていた。その中に「金魚草」という綺麗な花の種と「ミョウガ」があった。変化球も面白いと思ったが逃げているようでハッキリしない。

もう一度、ポットの棚の前に行き奥のほうに手を突っ込んでみると「ピンポンの木」と同じように異彩を放つ名前が見えた。

その名は「フィロデンドロ」

古代の動物や怪獣のような響きの中にイタリアのサッカー選手っぽさを兼ね揃えている名前だ。葉の一部が変色していたが、虫が湧いているようには見えなかったし、フィロデンドロはそのポットしかなかったのでつい買ってしまった。

てへぺろ

 

f:id:ebiharaism:20170420152827j:image

家に帰るとすぐに植え替えた。根っこがしっかりしていたので今の所不安はない。

f:id:ebiharaism:20170420153253j:image

分岐しているところには新芽のようなモノが見えた。そら豆の皮みたいな感じがする。

そう言えば昨日、志村けんのインスタが乗っ取られて「分岐したなにがし」がアップされて一部のユーザーは熱狂していたようだ。変態どもめ!

 

さて、話を戻そう。

名札の裏側には育てるうえでの注意書きがあって、こいつの場合は寒さに弱いことが分かった。

 

本当だろうか?

 

フィロデンドロン - Wikipedia

ウィキペディアによればこいつは南米出身のイモ系統だという。

台湾じゃないじゃないか!

まったくダイソーの流通ルートは闇である。

だがちょっと待てよ、じゃがいもの芽には毒がある。同じようにコイツにも毒があるんじゃないか?

大丈夫なのか? なんか、ちょっと怖くなってきた…笑

 

じゃがいもが枯渇する国で異彩を放つイモ野郎が仲間になったのだった。