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先月２８日、現在のネット世論を考えるうえでとても画期的だといわれる「調査結果」が明らかになりました。
一体どんなものかというと…
ヤフーニュースのコメント欄を分析し、その中でどんな言説が行われているのか？というものなんです。ネット上で配信されるニュースに対するコメントの中には
目を覆いたくなるような言葉も少なくないですが、今回の調査でどんな特徴が見えてきたのでしょうか？そこで今夜は、ヤフーニュースと共同してコメント欄の分析を行っている立教大学教授の木村忠正さんにお話を伺います。
以下、メモです。
ネット世論の研究として今回の調査は今までとどう違うのでしょう？→２ちゃんねるなどオープンアクセスできるものが対象とされてきましたが、今回はYahoo!さんとの共同研究で多くの人が目にするYahoo!ニュースを一週間に渡り調査することができました。これは学術的にも画期的です。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
改めてYahoo!コメントの仕組みは？→300近い媒体から数千のニュースを配信していて、その中からYahoo!がトピックスを表示し、１日10万を超えるコメントが投稿されます。柔らかいものよりは政治的なものを中心に40万件近いコメントを調査を行いました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
スポーツ記事のコメントはそこそこつきますが、海外、国際政治に関しては何か言いたいという方が多いようです。地域でいうと「沖縄」というキーワードが付くと多くなるようです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→中身が問題だと思いますが、何人ぐらいが書いているのでしょうか？→1000人に1人です。数千万のユーザーがいるとしたら10万人は何かを言いたいということです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→どのようなコメントが多いですか？→今回の研究だと６日に100回コメントする人は500〜数千です。親コメントだけでなく子コメントをするだけの人もいました。ツッコミを入れて過激にしていくという形が見られました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→出現頻度の高い言葉は？→1000コメントあたり160件に日本、二位が韓国、三位が中国と続きます。色んな理由はあるのでしょうが、政治国際のニュースで東アジアの中で順位を位置づけようとしているのだと思います。アメリカという言葉は陰日なたで、沖縄という言葉が散見されました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→放送では言えない言葉もあると思いますが？→暴力や性的な表現やNGワードをかいくぐる動きとして、半角を入れているというパターンがありました。機械学習を活かして侮蔑表現を規制する工夫をしているようですが、線引きが難しいです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→韓国や中国に関連するコメントの割合は？→海外、政治関連の二割近くが韓国、一割が中国でした。紙の新聞だと５%、中国が８%です。つまり、新聞社が韓国や中国に関連する記事を多く発信しているということが分かりました。Twitterを分析してもどうしても出てくるでしょうね。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→彼らの動機はなんでしょう？→マイノリティを大切にする価値観を築いてきましたが、必ずしも恵まれていない人からすれば少数者が何か利益を得ているのではないかと→具体的に言うと在日特権というやつですね。法務省がそんなものはないと言っていますけど。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→リスナー)胸糞悪くなりませんでしたか？→マイノリティを守るために行ってきたことが逆回転をして妙な正義感を働かせている人がいる。LGBTの問題を取り上げるならストレートな俺のことも分かれよ！というものです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→Yahoo!が排除した意見に対する調査は？→私もまだ見れていません。ただ、いわゆる口が悪い人だけではなく、週に１、２回しかコメントしない人が『一部の人たちが自分の立場を利用している』と考えている人が一定層いるようです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
本当に一部なんですけど、どうしてそこまでするのか分かりませんが、コメントが排除されないように感じを工夫したり、親コメントで意見を表現したいという人がいます。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
→ネット炎上で一部の人の炎上現状についてどう思いますか？→本当にリベラルな人はコメントをしないんです。ただそれがいいということではなく→筆まめというか→私たちの調査で言論空間を良くできればと思います。→今日はありがとうございました。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年5月8日
Yahoo!の記事のコメントは見ないのでよく分かりませんが、そこが居心地のいい場所になってしまった人々が1000人に１人の割合でいるというのは面白いですね。
Yahoo!側でフィルターをかけられたコメントに対しての調査はまだできていないようなので、調査グループに精神分析学に詳しい方を加えたらより公益性の高い調査結果が出るのではないでしょうか。
興味のある方はぜひradikoのタイムフリーで聞いてみて下さい。
期限は一週間です。
