私一人助かって、どうします?
8時台はニュース・スーパーバイザー、ジャーナリストの堀潤(@8bit_HORIJUN)が登場。「UP CLOSE」では香港民主化運動に参加して逮捕されたメンバーを含む、2人の青年が登場。逃亡犯条例改正案をキッカケに見えてきた「香港当局」の真の姿をお話いただきます。 #jwave #jamtheworld
— JAM THE WORLD (@jwavejam) 2019年11月21日
以下、ツイートメモになります。
堀潤さん)香港について、日本の報道を見ていると「立てこもっている」と報道されますがそれは間違いです。警察が外で銃を構えていて、捕まれば暴行される。学生達だって外に出たいので、正しくは「包囲されている」のです。#jwave#jamtheworld
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
堀潤さん)僕がこの選挙に注目しているのは、強大な経済力を背景にある程度の人権が制約される事はやむを得ないというメッセージになる事。トランプさんがそうでしたよね。ここで日本側が後退したら、長年にわたって付け込まれると思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
【ゲスト】
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
ウィリアムさん
→日本の漫画、アニメ、ゲームを通じて独学で日本語を覚えた普通の青年
イッセーさん
→日本のアイドル好きすぎて日本語覚えた普通のドルオタ
堀潤さん)2人とも顔も名前も出して日本の放送に出てくれるというのは、とても勇気がいると思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
イッセーさん)香港のためにやれる事はやりたいと思います。彼らの学校を裏切らないように拙い日本語ですが。
ウィリアムさん)外国に居ますが香港人として、力尽きるまでやりたいです。目に焼き付いているのは催涙弾や瓶爆弾などの暴力です。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
堀さん)なぜ香港に戻ったのですか?
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
イッセーさん)僕は哲学を専攻してるので、社会契約論として政府が果たすべき義務と、香港人にはそれに抗うべき義務があります。仲間たちと比べて自分はずっと安全ですから、香港に戻った時はデモに参加しました。
ウィリアムさん)今の香港では自由を持つ事は理想になっています。雨傘運動の時の悔しさがあるので、引き下がるわけにはいけません。香港から自由が無くなってしまう。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
堀さん)「覚悟」とは具体的には?
→戻ったら逮捕されてしまうという覚悟です。
堀さん)番組の冒頭で僕は警察の暴徒化を指摘しました。中には「若者の暴徒化」と言う人もいますが、水平射撃で頭蓋骨を骨折するような中で武装化するのは仕方ないと思うのですが?
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
ウィリアムさん)自分は催涙ガスと唐辛子スプレーにやられました
堀さん)当初は都内の警察官みたいな格好でしたが、今はもうSFの世界ですよね。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
イッセーさん)私は逮捕されました。催涙弾のバーン!という音が聞こえて震えてしまい、後ろから逮捕されました。わずか1分間の経験ですが、香港の人々は毎日これが続いています
堀さん)取り調べはどうでしたか?
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
→自分や同じ警察署に逮捕された人は優しかったというか、人数的に暴力尋問できる状態ではありませんでした。
警察の対応はまともではなく、警察署にどのような人が逮捕されているのか把握してないのです。
堀さん)どのように逮捕されたのですか?
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
→公務妨害と殺傷武器の所持。美術用の刃渡り14cmのカッターを所持していたのが理由です。今は6週間ごとに出頭しなければならず、来月また保釈期間が延びるか、起訴をされるかです。起訴をされたら少なくとも3ヶ月ですね
堀さん)放送を通じて日本の方に伝えたい事は?
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
→デモ隊が火炎瓶とレンガで反撃する理由を教えたいです。中国はTwitterやFacebookで香港のニュースを流しています。検索してアカウント名が化け文字になっているのは気を付けて下さい
ウィリアムさん)日本で生活している自分にしか出来ない事があると信じてます。これは中国共産党の仕業です。香港を押したら次は台湾、そして小さな国々が弾圧される現実が迫っています
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
堀さん)友人と熱を熱を帯びて議論になったのですが「香港以外で働けばいいだろう」という意見についてはどう思いますか?
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
ウィリアムさん)私が助かったとして家族はどうなりますか? 愛する人はどうなりますか? 退けませんよ
イッセーさん)私1人助かってどうなりますか?
ウィリアムさん)ごく普通の香港人を見捨てないで欲しいです(涙)
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
イッセーさん)「日本人に何ができるのか?」という方がいると思いますが、香港の事を知れる団体があります。お時間を頂きますがそれを伝えて下さい
グローバーさん)堀さんありがとうございました。来週またお願いします
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2019年11月21日
堀潤さん)香港にまた行ってきます(涙を拭きながら)#jamtheworld
香港の現状を知る若者2人に発言の場を設けた堀潤さん。
まず冒頭では「暴徒化する若者が大学に立てこもり、それを警察が鎮圧している」という誤った構図で伝えられている日本の報道について指摘。正しくは「重武装した警察が大学を包囲している」です。イギリスBBCは下水道から脱出する若者について伝えています。
デモ参加者、下水道を通って大学から脱出図る 香港 - BBCニュース
ゲストの2人は本当にどこにでもいるような学生で、香港の窮地を多くの人に知ってほしいという切迫感と、自分にしかできない事があるはずだと、決意を固めて番組出演を決めたそうです。自分達の日常から自由が無くなってしまう現実を涙ながらに訴える場面があり、堀さんも涙を流していました。
堀さんが担当する木曜Jamでは以前にフォトジャーナリストの高橋智史さんを招いて、カンボジアの独裁について取り上げていました。そのカンボジアに資金提供をしているのが一帯一路を掲げる中国です。今回の放送の中でもありましたが、香港の次は台湾、そして中国に資本提供されたor借金漬けにされた国々が、経済的な背景を理由に弾圧されるという未来が目と鼻の先にあります。
ツバルが中国企業の人工島建設提案を拒絶、親台湾姿勢を堅持 - ロイター
こうした現状を知り、一次情報を持った本人をゲストに呼んで、情報発信の場を設けるというのは本当に素晴らしいと思います。
番組が終了してから堀さんが拡散してくれたらしく、Twitterの通知がガンガンきていました。私にはこれくらいの事しかできませんが、香港の窮地を知るきっかけになれたなら幸いです。
番組で紹介された「Stand with HongKong at Japan」のTwitterアカウントはこちらです。チェックしてみて下さい。
https://mobile.twitter.com/StandwithHK_JPN
あと、番組の放送はradikoのタイムフリーで聴く事ができます。期限は1週間です。
(おわり)