10周年と初見
You think The Launch Party Never Ends was a joke?!
— Skullgirls (@Skullgirls) 2022年4月10日
We're celebrating this year in style - look out for special celebration art, Umbrella's PS4 launch later this week(!), special gifts in @sgmobile, Dahlia's debut, live events, and MUCH more very soon!#10thAnniversarySkullgirls pic.twitter.com/FIXE2iOzbf
We've got a LOT planned this year, but Twitter character limits won't let us tease all of it! Stay tuned!
— Skullgirls (@Skullgirls) 2022年4月10日
ソニーに買収されたEVOから『スマブラ』が種目から消え、入れ替わりに名を連ねたのが『スカルガールズ』
前から気になっていたので、いいタイミングだと思って触ってみる事に。
そもそもどういうストーリーなの?
どんなキャラクターがいるの?
詳細については、私の浅〜い知識よりもWikiを見たほうが正確でしょう。
https://wikiwiki.jp/mobarugawiki
とりあえずゲーム画面などを引用しつつ、キャラクターを動かしてみた感想を書いていきたいと思います。
7年周期で現れる『スカルハート』を中心に、マフィアのメディチ家、スカルガール、スカル対策研究室の三つ巴を描く物語。スカルハートはあらゆる願いを叶えてくれるのと引き換えに、願った者は世界を破滅に導く「スカルガール」になってしまいます。
「ドラゴンボールっぽくない?」「まどマギっぽくない?」と思った方、安心して下さい。両方出てきます。笑
スカルガールズ対策研究室
『スカルガール対策研究室』はその名の通り、出現したスカルガールに対抗する為に人間を改造して戦闘マシンにする組織です。この画像に写っている脳みそオジサンは『ブレイン・ドレイン』 という名前の研究室室長。どう見ても正義の味方には思えない…。ちなみに戦闘画面の中央にあるこのおじさんのマークをタップすると、CPUによる自動戦闘モードに切り替わります。
ヴァレンタイン
『ヴァレンタイン』は看護師と忍者が融合したようなデザインのキャラクター。
スカルガールズ対策研究室の特殊部隊の仲間たちはダブルとマリーに殺されてしまい、仲間のためにも生き残る道を選び、仕方なくスパイ的な役回りを引き受けます。
見た目の通り注射器や電気ショックなど医療器具を使って戦う弾キャラ。手のリーチは短め。でも下段のリーチは長いので開幕キックで削るのがオススメ。
このゲームの基本コンボは
攻撃×3→打ち上げ→空中×3→下段追撃or必殺技
攻撃×3→打ち上げ→ディレイ→地上×3→下段追撃or必殺技
みたいな感じなのですが、注射器のような飛び道具はコンボパーツに使えるので
攻撃×3→飛び道具→攻撃×3→打ち上げ→必殺→必殺
という感じにコンボを伸ばして楽しめます。
ちなみに注射器には3種類あって、それぞれ与えるデバフ効果が異なります。
また、ヴァレンタインは自分の仲間を回復させたり、復活させる能力もあるのでチームに入れておくと逆転の可能性は上がると思います。
基本の姿勢は明らかにK.O.Fの不知火舞。ストリートファイターのベガ、ストライダー飛竜カラーやサイレントヒルのバブルヘッドナースのカラーなどがあります。
ピーコック
『ピーコック』はこのゲームの顔ともいえるキャラクター。本名はパトリシア。故郷をスカルガールズに襲撃され、瀕死の状態のところをビッグバンドに発見されたあと、研究室のエイヴィアン博士によって一命を取り止めます。ミッ○ーマウスを彷彿とさせる白手袋にカートゥーンアニメお決まりの4本指。そのうえ声は金田朋子さんが担当しているので実にコミカルです。
(でも、防御中に表示されるパネルの指は5本指。アニメーションの表情も細かく変化してるのでコマ送りも楽しいです)
ピーコックはアーガスシステムとエイブリー・ユニットというものが搭載されていて、武器庫と繋がった時空転送装置?を介して爆弾のジョージ君を召喚したり、銃をぶっ放す弾キャラです。このゲームは基本的には普通の格闘ゲームのように弾を連続で出し続ける事ができないので、クールタイム中に自分から近づかなければならない場面が出てきます。その時にピーコックは地面に潜って相手に近付きアッパー攻撃をするというトリッキーな攻撃方法があります。初めて見た時に私は「漫画のNARUTOのネジ戦でこんなシーンあったなぁ」と思い出しました。自分も被弾する大きな爆弾を仕掛けた後に地面に潜って回避するという事もできます。
あとは空からピアノやゾウさんや「ゆっくりしていってね!」が現れたりと、かなりクセのある技を多用するので、私が触った感じだと使いこなすのは難しい印象。地上戦キャラなのかなぁと。
カラーはアメリカの児童書グリンチ、まどマギのワルプルギス、蒸気船ウィリー時代のミッ○ーっぽいデザインがあります。
パラソール
『パラソール』は名前がダジャレのキャノピー王国の王女様です。かつてキャノピー王国とチェス王国とギガン国は戦争をしていました。
女王のナンシー(パラソールママ)は戦争が終結するようにとスカルハートに願ってしまい、スカルガールになってしまいます。
結果的に妥当ナンシーの為に3つの国は結集。フランツ王は愛する妻を自らの手で殺めるという皮肉な展開へ。パラソールはまだ幼い妹のアンブレラにどうやって説明しようか悩んでいるのでした。
戦闘スタイルは傘を使ったフェンシングをベースに地雷を設置したり、部下がバイクで現れたり、盾になったりとキャラ設定を活かした演出が見どころです。特に地雷はかなり強くて、コンボに組み込めるうえ、相手が地雷付近にいるだけでデバフ効果を与えたりするので初心者でも使いやすく、動かすのが楽しいキャラです。反対に立ち回りキャラからするとパラソールはとても厄介な存在でしょう。
カラーについては鋼の錬金術師のアームストロング姉、初代メトロイドのサムス、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド?、ベヨネッタ?っぽいデザインがあります。
ミス・フォーチュン
『ミス・フォーチュン』は盗賊団フィッシュボーン・ギャングの生き残り。メディチ家から命の石を盗み出そうとして失敗。石を飲み込んで不死の力を得たというキャラクターです。「スカルガールの設定とは別に不死ってどういう事なんだ?」と設定に疑問符が付きますが、花澤香菜さんがニューニャー言ってる声を聞いてるうちにどうでも良くなってくる不思議なキャラ。
特徴的なのは自らの頭と胴体を切り離して表裏を仕掛けるという謎システム。頭は攻撃に使える反面、当たり判定もあるのでダメージを食らいます。その光景は『ハンター×ハンター』のネフェル・ピトーそのもの。また、この自爆技を補うように噛み付いて回復する必殺技もあるので、プレイヤーによって技のカスタマイズが楽しめるキャラだと思います。動きは早く、爪で相手を切り裂くインファイター。
カラーについてはストリートファイターのエレナ、ヴァンパイアのモリガン、まどマギの巴マミ、オーバーウォッチのトレーサー、DCコミックスのビーストボーイ、ボカロの弱音ハクなどがあります。
ビッグバンド
本名はベン・バードランド。メディチ家の悪行を摘発しようとしたら、警察の上層部もグルである事が発覚。口封じとして激しい暴行を受けたあと、スカルガールズ対策研究室で全身楽器人間に改造され一命を取り止めます。
声は杉田智和さんが担当してるので吹奏楽部出身で杉田ファンの方はビッグバンド一択でしょう。
攻撃がヒットすると音符が出てくるエフェクトは視覚的に楽しめますし、空高く飛び立った杉田さんが相手を股間に挟んでゴーン!!ってやるのが見所です。(言い方よ)
基本技のリーチは短いですが、溜め技だったり大きな腕で殴る攻撃のリーチは長め。このキャラの一番の特徴は見た目はデカキャラなのに手数の多いコンボキャラという点。アーマー付与されていたり、シンバルにはスタン効果があるので、一方的に試合を終わらせる事も可能なほど強力です。
カラーはロボコップ、G.I.ジョー、星のカービィのデデデ大王などがあります。
ちなみに登場シーンでは「真実はいつもひとつ」と名探偵コナンの決め台詞を言います。笑
スクィグリー
本名はシエナ・コンティエロ。オペラ歌手の家系であるコンティエロ家の最後の生存者。
母親がスカルハートを巡る抗争に巻き込まれてスカルガールに。ブラック・ダリアの襲撃を受けてシエナも殺害されます。
その際に父親がコンティエロ家に使えるパラサイトのレヴァイアサンに娘を守ってくれと言い残し、レヴァイアサンは彼女に寄生して守り続けています。(ゾンビになったけど)
戦闘スタイルは中国武術っぽい打撃と合わせて、レヴァイアサンを利用した長いリーチが特徴。ストリートファイターで言うところのメナトとダルシムを合わせた感じ。スマブラで言うところのミェンミェンみたいな感じ。能力を強化する前は使いにくいですが、専用の溜め技を開放したり、表裏を仕掛けられる必殺技が手に入るとかなり強力。
ガー不技「ドラゴンの怒り」をフィニッシュブローに使うと大きな文字で「塩」という漢字が表示されます。なぜ塩なのか私には分かりません。これほど塩を強調するのはスクィグリーか「伯方の塩」ぐらいでしょう。笑
「死にかけちゃん」にはヴァレンタインとは違う形で死んだ仲間を生き返らせる能力もあるのでチーム戦では役立ちます。
カラーリングについては私の知識が無くて、キョンシーのテンテンぐらいしか引用元が分かりません。検索したらアリスマッドネスリターンズという中国のゲーム会社が作った作品がヒットしました。
フィリア
パラサイトのサムソンは映画『メン・イン・ブラック』に出てくるパグのようにワンちゃんに寄生して生きていました。
ひょんな事からメディチ家の長男マーカスの娘フィリアと知り合います。
スカルガールのマリーはメディチ家を復讐の対象としていましたが、マフィアから抜け出したフィリアの一家は平和に暮らしていました。ところが、メディチ家の弟ヴィターレ・メディチは「なぜ兄さんは襲われていないのか?」と兄を疑い始めドンパチ。
サムソンはフィリアを守る為に立ち向かいましたが、相棒のワンちゃんが死亡。(なんてこった…)
(岡本太郎の森の掟っぽいイラストかっこええ)
瀕死のフィリアを助ける為にサムソンはフィリアに寄生したのでした。サムソンは漫画の『寄生獣』に出てくるミギーやマーベルに出てくる『ヴェノム』みたいな存在で、フィリアはサムソンと力を合わせて髪の毛を使って戦うのが特徴です。リーチは短いですが足が速いので、相手の空振りを誘いつつ出血ダメージを与えて勝つ感じのキャラです。
必殺技の「グレゴール・サムソン」はカフカの『変身』の主人公グレゴール・ザムザがネタ元ですね。フィリアのストーリーは不条理文学そのもの。ネットでフィリアを検索すると、「食べる事が好き」という設定の為か体重に関するイジられ方をされてるようです。
カラーに関してはボカロの初音ミク、キルラキルの纏流子、X-MENのマグニートーなどのカラーがあります。(マグニートーとか公式がイジってる感じが否めない…笑)
セレベラ
『セレベラ』は孤児だった自分を救ってくれたヴィターレ・メディチを父のように慕っているシルク・デ・カルトサーカス団の花形スターです。頭に被っている帽子はバイス・バーサという名前の生物兵器。
戦闘スタイルは投げキャラです。前ステはゴリラのナックルウォークだし、「メリーゴリラ」というグルグル回って投げる技もあるごりごりのゴリラです。注目ポイントとしては投げキャラなのにリーチが長くて、開幕で足払いが届くところ。ストリートファイターのレインボー・ミカのヒップアタックを彷彿とさせる運び技は優秀。
あと『鉄拳』に出てくるジャックのピポットガンみたいな挙動の技があって、この技はアーマーが付いているので、相手が突進して来た時に発動しておけば大体迎撃できます。(逆の立場から見れば、勇気を出してゴリラに近付いたらアーマー技で迎撃されるから相手にしたくないよね)
ガー不技でバイス・バーサが相手を捕まえてセレベラのナイフに突き刺すという演出があるのですがこれが見ていて痛々しい。。。(ザクって音も痛い)
カラーは先ほど書いたR.ミカに加えて、ヒューゴー、ギルティのポチョムキン。DCコミックスのハーレイ・クイン、マレフィセントなんかもあります。
ダブル
このキャラクターに関してはパラソールとヴァレンタインのストーリーに出てくる以外は謎に包まれています。スカルガールを影で操るフィクサーみたいな位置付けです。
ナンシー王女からは「シェイプシフター」と呼ばれていました。検索してみたら変幻自在に姿を変えるモンスターを指す言葉みたいです。
ダブルの専用ステージにはスカルガールのデザインのステンドグラスが…。
なぜシスターの姿をしているのかは分かりませんが、本体は映画『遊星から来た物体X』に出てきそうな外見をしています。ストリートファイターで言うとセス、鉄拳だとオーガのように他のキャラが持っている技を使用するのが特徴です。動きは素早く、運び技も充実してるので立ち回りに関しては充分なキャラです。
ガー不技では巨大なモアイが登場して、口から色々と吐き出されます。シューティングゲームの『グラディウス』を意識した遊び心溢れる演出ですね。
カラーについてはマーベルのミス・ティーク、ヴィジョン、ハガレンのエンヴィー、ドラゴンボールの魔神ブウの卵?っぽいデザインがあります。
サイケデリックなデザインは初見だと見づらくて目がチカチカします。
イライザ
『イライザ』はパラサイトのセクメトに血液を送り続ける事で不死を手に入れた歌姫。
専用ストーリーが実装されてないのでどのようなバックボーンを持つキャラクターなのか詳細は分かりませんが、イライザのステージには自分の彫刻が飾ってあってナルシストな性格を伺わせます。
最初に触った感じは動きが遅くてモッサリしていて、面白くないうえ、下攻撃がダサいうえに体臭キツそうでなんか嫌。(おいっ)
しかし、パラサイトのセクメトで戦うモードに切り替えると素早く斬りかかり、ダウン中の相手に強力な追撃を加える事ができます。また、セクメトモードは任意で解除できるのでコンボパーツに組み込んでヒット数を稼ぐという使い方も可能。
ただ、スカーレット・バイパーというカードのイライザはセクメトモードになると出血ダメージを食らうというデメリットもあるので挑発で自動回復するとか、仲間に助けてもらうとかしないと、長時間戦うのは難しいかもしれません。
セクメトモード以外にはアヌビスとホルスが走ってきたり、スカラベ?みたいな格好になって飛んだりと古代文明が好きな方には楽しい演出となっています。「ネクベトブレイカー」という技は羽が生えたイライザが相手に掴みかかって空高くから地上に叩きつける強力な必殺技です。見た目は掴み技ですが判定は打撃なので相手が防御していると不発します。なので、自分がバクステして相手が距離を詰めてきたタイミングで発動するとか、挑発されたタイミングで叩き込むのが安定に思います。
カラーに関してはジョジョの奇妙な冒険のザ・ワールド、DCコミックスのリボーン・レイブンぐらいしかネタ元が分かりませんでした。
ベオウルフ
砂漠の国であるギガン国のレスラー。パイプ椅子でガードし、パイプ椅子で殴るというコミカルなスタイルが特徴。伊集院光さんが新型コロナで欠席した『深夜の馬鹿力』で大活躍した小野大輔さんがベオウルフの声を務めています。(お見舞いのカツアゲの被害者)
セレベラは投げ技でまとまったダメージを与えますが、ベオウルフは打撃でコンボを稼ぎながら投げ技で〆るという特徴があります。表示されたチャンピオンベルトのマークをタップすると投げ技が強化されます。
(小野さーん!!)
ガー不技「ウルフマニア!」はフィニッシュブローに使うとレフェリーが出てきてワン!ツー!スリー!と特殊な演出が加わるなど良い意味で汗臭いキャラクターです。
カラーに関してはストリートファイターのエド、ドラゴンボールのヤムチャ&プーアル、マーベルのウルヴァリン、キャプテン・アメリカ、DCコミックスのバットマン、メタルギアのスネーク、ゼルダのガノンドロフなどラインナップが豊富です。(ヤムチャカラー欲しいけど当たらない)
ペインホイール
本名はキャロル。フィリアと同じように元々は普通の学生でしたが難民となり、任務中のヴァレンタインに保護されます。
その後にビューア・ドライブとガエ・ボルガという2つのパラサイトの適合率が高い事が判明し、ブレイン・ドレインに運ばれて改造されてしまいます。その光景がスカルガール対策研究室の画像。
ある日突然わけの分からない研究室に連れてこられて、気付いたら仮面とプロペラを付けられていたキャロル。ヴァレンタインに「家に帰りたい」と訴えても、スカルガールが出現すれば何もかも破壊されるのだから戦えと命令されます。
与えられた命令をこなしながらも、他者を傷つけたくないと訴えますが主張は通らず。そのうえヴァレンタインから、キャロルが難民になった原因はメディチ家による誘拐である事も明かされて、ペインホイールとしての痛みと怒りの矛先はメディチ家に誘導されるのでした。
他のキャラはパラサイトと共生関係にありますが、ペインホイールは常に苦しんでいます。勝利画面で「頭から出て行け!」と叫んでいるのが気になって、登場シーンをよく見たらブレイン・ドレインが乗り移っているのが確認できました。(うわぁ…ドン引きだ)
家に帰りたいけど改造されてしまい命令に従わざるを得ない描写は、多くの作品に登場している改造人間と同様の悲哀を感じました。
戦闘スタイルは超攻撃的で、素早く相手の懐に飛び込んで背中のプロペラと身体から飛び出す釘で切り裂きます。また、このプロペラは飾りではなくて空中をホバリングして急襲するトリッキーな動きも可能です。一方、防御面が弱いので相手がアーマー持ちだった場合はガンガン攻めるよりも出血狙いで確実に削っていく立ち回りになると思います。
挑発行為では仮面を取ってニッコリと笑う姿が見られるうえ、レイジ効果が付与されるので持っていて損はありません。
カラーについては13日の金曜日のジェイソン、ストリートファイターのバルログ、エヴァ初号機などがあります。
ロボ・フォーチュン
『ロボ・フォーチュン』はブレイン・ドレインがミス・フォーチュンをモデルに作ったロボットです。
ミス・フォーチュン同様に声は花澤香菜さんが担当。こちらは「ヘッドローン」というダジャレ全開のドローンを使って戦うキャラクターになります。ヘッドローンはそのまま相手に体当たりor地雷になるor上空からミサイルを飛ばすの3つの行動を取る事ができます。ロボ・フォーチュン自体は遠距離からビームを発射する戦闘スタイルが基本なので、とりあえず地雷を埋めておけば相手は近付けません。その代わりに打撃のリーチが短いので、自分から近付かないといけない局面になると若干心許ない。
それを補う必殺技が「サーキットブレーカー」という自爆技です。胸にある制御回路を取り外し、体力と引き換えに一定時間が経過すると爆発を発生させるというもの。「マグネティック・トラップ」は与えたダメージの25%を回復する必殺技なので、この2つをダメージソースにしつつ近づいたり離れたりする立ち回りになります。
あとヘッドローン×3でミサイル発射した後に相手に掴み技をする事で命中させるという事もできますが、上手くいく事はまずありません。笑
カラーについてはアイアンマン、ロックマン、ターミネーター、ペルソナのアイギス、メトロイドのサムスなどがあります。
フクア
『フクア』はブレイン・ドレインが生み出した2つの魂を持つクローンという設定ですが、Wikiによると製作者がフィリアの名前を打ち間違えた誤植から誕生したキャラクターだそう。
フィリアは足の速さが特徴的でしたが、フクアは足が遅いうえリーチも短いです。その代わりに自分の分身を生み出して打撃を加えたり、投げ技を加える事ができます。(ハンター×ハンターに出てきたカストロさんみたい)
また、弾キャラの側面を合わせ持ってるので、弾をコンボパーツに組み込んで地上戦で相手の体力を一気に減らす事も可能。最初に触った時、個人的にはストリートファイターVに出てくるカゲっぽい印象を受けました。
カラーに関してはストリートファイターの豪鬼ぐらいしかネタ元が分かりません。「ツインリンクもてぎ」をもじって「ツインリンク燃え木」という名前が付けられているカードがありますがその意図は私には分かりません。
アニー
『アニー』はスカルハートによって不老不死を手に入れてしまった少女。声を担当するのは海外版『ハンター×ハンター』のゴンさんの声を務めていたERICA MENDEZさん。
パラサイトのセーガン(伸縮自在のウサギのぬいぐるみ)と共にスカルハートの危険性を世界に訴え、テレビ番組に出演する子役という側面を持ちます。
パラソールはアニーの隠れファンらしく、アニー専用ステージではこっそり収録を見に来ているのが確認できます。
(ちなみにアニーカラーのパラソールもあります)
アニーの性能に関してはキャラパワーの塊というか、キャラパワーの煮凝りです。基本の移動速度は遅めですが、アニーにはスターパワーという専用ゲージがあって、これが発動すると身体が七色に光ってスピードが上がったり、削りダメージがエグくなったりします。必殺技も強力なものが多くて、空中で三段蹴りを食らわせる再突入はコンボパーツとして極めて優秀。クラウドのソニックレイヴっぽい突進攻撃や、ぬいぐるみのセーガンの口からかめはめ波っぽいのが出たり(空中でも使用可能)、ガイルのソニックハリケーン的なやつが出たりやりたい放題。恐ろしいのがハリケーン→かめはめ波→ソニックレイヴと繋がるところ。笑っちゃうぐらい強すぎるのでとりあえず私はアニーを育てています。
カラーに関しては、ギルティのソル、DCコミックスのワンダーウーマン、マーベルのガモーラ、セーラームーン、ゼル伝のリンク、F.Fのクラウドなどがあります。
それとアニーはそれぞれのカラーごとにガー不技の変身ポーズが3種類あります。
(イライザも勝利画面でスーツやドレスなど複数の服装が存在するけど面倒臭いから割愛)
おわりに
とまぁ、こんな具合にキャラクターごとにカラーを楽しめるようになっているわけですが、このゲームはソーシャルゲーム特有のゲームシステムを採用しているので個人的には「ちょっと良くないんじゃないかな」と思う部分もあります。
経験値を貯めてレベルアップするRPGの要素と格ゲーのアクション要素を混ぜているのは理解できるのですが、せっかくキャラクターごとのストーリーモードがあったり、誕生日を祝ったりしているのに、同じキャラクターを集めて進化させるシステムを採用してしまうと価値が下がるように感じるのです。やるのであれば好きな食べ物を集めるとか、アイテム収集の形で進化システムを採用したほうが良いと思います。カードの大きさに合わせて何枚も絵を描かなければならないイラストレーターさんも居るわけですし、ぞんざいに扱われるキャラクターが出ないように、そろそろソシャゲ全体で是正させるべきだと私は思います。
それと一番引っかかる事は、格ゲー要素があるのにお金で強さが買えてしまうという点です。複雑なコマンドが必要ない点は私みたいな初心者にも優しいですし、各カードごとに異なる特殊能力が設けられているのでチーム戦での構成や戦略も楽しめます。レベルに関しては初級・中級・上級と任意で選べますから、インフレしすぎて壊れてるという場面は少ないです。(状態異常祭りで何も出来ずに倒される事はあるけど)ストーリーを進めれば確定報酬としてレリック(ガチャ)が手に入ったり、曜日ごとに設けられたイベントをクリアすればある程度のカードや必殺技も手に入るように設計されています。
とどのつまりは、成長させればどんなカードでも戦えるように作られてはいるのです。それでも根本の部分に格ゲーとソシャゲの相性の悪さを感じるので私はモヤっとします。RPGの世界でも勇者は武器や防具はお金で買いますが、強い勇者自体をお金で買うという行為は傭兵システムでしか存在しません。仲間と旅を続けた勇者よりも傭兵のほうが強くて魔王を倒してしまったら何かガッカリしますよね。
まとめとしては、スカルガールズモバイルはダジャレとカラーを楽しむゲームであり、格ゲー初心者でも爽快感を味わえるアプリです。突き詰めて考えなければ問答無用で楽しめます。
それと、今年中にパラソールの妹アンブレラとマリーが実装されるそうです。マリーからはハンター×ハンターのシズクとデメちゃんの匂いがプンプンしますね。