モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

Kleeというゲームの話

終了のお知らせが…

本格オンラインRPG Klee(クレー)~月ノ雫舞う街より~

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去年の時点で「どうぶつの森」のアプリが出ると耳にした私はリリースを待っていたわけですよ。それが延期になってしまったから遊ぶものなくて、同じようなアプリないかなぁと思ってダウンロードしたのがこのゲーム。

画家の「パウル・クレー」が好きな私にとってはうってつけのタイトルでした。

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(現在開催中のハロウィンイベントの課金ガチャのオオカミと以前のイベントの課金ガチャで出たキョンシーペケブンとシニガミ装備)

二頭身にデフォルメされたデザインのわりにかなり作り込んであって、洋服の質感とか縫い目が細かいんですよ。

そのうえBGMも凝っていて、全体的にケルト民謡みたいな雰囲気なんだけど、ピアニカ、リコーダー、カスタネットとか馴染みのある楽器はもちろん、マンドリンとか太鼓も使うし、クリスマスの時は歌入りのBGMが流れてました。

かなりデザインに力を入れたゲームなんですよ。

内容はどうかというと、ユーザーがそれぞれ動き回って自由にチャットできる。今でこそ当たり前(どうぶつの森とかスプラトゥーンとかね)みたいなところありますけど、私は触ったときにスマホのアプリでこれができることに衝撃を受けました。

バトルは可愛いキャラが剣で可愛い敵を切るし、弓矢ブスブス刺すし、魔法で焼く。

「えぐいなぁ」って思ったり笑

こういうネットのゲームって荒らしユーザーが必ず居るじゃないですか?

罵詈雑言吐いてきたり、卑猥な言葉を言ったり、小学生に手を出そうとする性犯罪者予備軍が。

このゲームはそういう人がほとんど居なかった気がします。楽しくおしゃべりしてたり、仕事疲れたとか、洗濯物干してくるとか、親の介護とか、ユーザーの日常に取り込まれている感じがほのぼのとしてて良いんですよ。

そんな中、鬱な私は誰とも友達にならず、ギルドにも入らず、ひたすら寝る前の1時間でミッションをやってました。笑

こちとら月7GBの行動力しかないので、ゲームに削り取られてしまうとキツイんです。(スマホのストレージの関係もありますけど)

イベントのたびに専用ステージのダウンロードとかキツイし、行動を反復することって作業化するんですよね。だからアイテムを集めるイベントは不参加で、黙々とデイリーミッションだけをやるようになりました。 

「デイリーミッションだって繰り返しじゃないの?」って思ったあなたは正解です。普通にやってるだけなら作業に違いないですよ。

しかし、そのへん私は違いますよ。

『友達でもないのに勝手に招待してタイムアタックをやる』っていう…笑

ずっと呼びまくってる人が居たんですけど、そのうちプロフィール欄に「無言招待お断り!」とか書かれたりして。笑

今考えてみると私が悪質ユーザーだったんじゃないかとさえ思いますが、ミッションをクリアするごとに課金ポイント貯まっていく親切設計が後押しして、一人でもクリアできるようになっていったわけです。(この点でいい難易度設定だったと言えます)

そしたらですよ。日付変更と共に駆け回る私を見た人の中から「おれがやる! いや、私やる! じゃあぼくも!」みたいなダチョウ倶楽部みたいなブレーメンの音楽隊現象が起こり始めて、3人の参加枠の競争率が激化しました。

普通にやったら1時間ぐらいかかるんですけど、それが40分かからない程度で終わるようになりました。力を合わせるとサクサク進んで楽しかった。

そこで! デイリーミッションを極めた成果をご紹介したいと思います。

 

ベストタイム発表会ぃぃ

【魔石と知性の相関関係】

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ベストタイム『00:35』

 

このステージは奥まで行って、折り返してボスを倒すという、同じ道を二回通る効率の悪い動線になってます。

だから、手前の敵を倒す人と奥まで行く人とで分かれるのが普通なんですけど、スポーン地点に氷の魔法を張っておくことで瞬殺できます。それと合わせて、前方に氷を飛ばす魔法のあたり判定に若干のバックラッシュがあって、密着してれば後ろの敵も落とせるんです。

タイムアタックは「起き攻め」と同音類義語の「置き攻め」のテクニックをベースに進歩したのである。(プロジェクトX←脳内再生してくれ)

 

初心者講習

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ベストタイム『00:49』

 

ここをクリアできれば次の火のクエストを受注できるようになるという、ルーキーにとって関門となるステージです。

特徴は二部構成だということで、ステージ移動中の読み込み時間がかなりネックでした。だから、ボスの豚の登場シーンが終わって、手前ならいいけど奥に豚が移動してしまったら記録は出ないんです。何回私が「豚ふざけんな!」と呟いたことか。(こんな殺伐としたどうぶつの森は嫌だ)

それとボスステージだけあって、運が良ければこの豚が持ってる杖がドロップアイテムで手に入ります。(体感としては100分の1ぐらいの確率)

当然ボスのアイテムだから強いと思うじゃないですか?

実際は材質が石でできてるから弱いし、重くて足が遅くなるっていう、見た目がかっこいいだけの武器です…。

いらん!

 

【魔石礼賛】

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ベストタイム『00:40』

 

火のクエストはこのステージがベースになるので、地形と敵のスポーン地点を記憶してしまえば簡単です。ただ、ステージが広いので先ほどの豚と同様に敵が変なところに移動してしまうと記録の更新は難しい。運に左右されるから仕方ないと割り切ることも大切です。

それと、このクエストに限っては途中で「ポチャ」というイヌみたいな可愛い敵(私はゴミつぶと呼んでる←ひっでぇ)が4匹出現する時に3匹しか出現しないバグが発生する時があるんです。

「ベストタイム出るんじゃないか?」と思っても前に進めなくなって、何回も記録更新の機会を潰されました。今思えばデバックに手が回らないというサービス終了フラグだったのかもしれません。

 

【あっつあつの魔石募集じゃ】

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ベストタイム『00:38』

 

このステージは縦に長いマップで、ベストタイムを出す理想としては立ち止まらずに走り抜けること。ここら辺から「仲間を信じて走る」という阿吽の呼吸が必要になってきます。

ボスはステージの一番奥に出現するので使用する武器に困りましたが、射程範囲の広い「弓」を使っている時にベストタイムが出ました。

私を信じて走ってくれてありがとう!

 

【それぞれの道へ】

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ベストタイム『00:52』

 

このクエストは途中で道が二手に分かれていて、一人でやるととても退屈です。

でも「記録の更新を狙う」という目的があるだけでかなり戦略的に遊べました。

最初の頃は「01:09」がベストタイムだったのが、徐々に1分を切るようになって、最終的に17秒も早い「00:52」を叩き出しました。

「魔石ラッシュ」という移動スピードが速くなる状態でだいたい5秒速くなり、二回やれば10秒速くなる計算。残りの7秒については「意識レベルの向上」と「仲間を信じて走る」の2つです。

まぁ、信じて走ったら誰も後ろにいなかったことが何回かありましたけどね

(=´∀`)ダメじゃん笑

 

ここまでが毎日共通のクエストで、あとは曜日ごとにクエストが違います。

並び順は月曜日からご紹介

 

【ムーポゥを倒せ】

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ベストタイム『00:51』

 

このクエストのマップチップは通常クエストにも関わらず、ここでしか出てこないです。ボスステージと同じ扱いと言ってもいいでしょうね。

スタート地点からボスの出現地点まで、右回りの道を走り抜ける構成になっています。「ムーポゥ」は「ポチャ」を若干強くした敵キャラで、魔法使いだと通常攻撃で倒すには時間がかかります。

なので片手剣を選択するのがベストだと思います。合わせて時短のコツはカメラワークですね。マリオカートみたいな感じで位置取りを考えながら走るのが大切です。その結果、51秒という驚異的なタイムが出ました。

 
【墓地清掃の代行】

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ベストタイム『00:38』

 

このステージは森クエストに出てくるマップと同じだし、狭い範囲に敵が出てくるのでやりやすいです。活躍するのが魔法と弓。魔法で雑魚を処理しつつ、弓の必殺技でボスを処理するという流れになります。

頭で考えると簡単なんですけど、一瞬で敵が処理されるとスマホに負荷がかかって、処理落ちするんですよ笑

これが起こるとお手上げ状態。仲間が処理落ちすることもあるから「ちょっと待って! 〇〇さんがいない!」ってことがしばしばありました。

そうなったら「来るまで待とうホトトギスがエチケットです。

 

【初心者卒業試験】

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ベストタイム『01:10』

 

火のクエストのボスステージということもあり、時間を縮めるのに苦戦しました。ザコ敵が散らばってしまうとどうしても記録が出ないし、仲間のテクニックを信じるしかないところがあるんですよね。しかも二部構成なので読み込み時間があるんです。さらにボスのHPも高めという泣きっ面にケサランパサラン(は?)

そこで編み出されたのが『弓シンクロ』という秘技!

ある程度まで近づくとボスが出ててくるので、一歩手前で弓の必殺技を発動してから出現させることで瞬殺できるんですよ。

武器の強さも関係してますが、この発明によって当初は01:35だった記録が01:10にまで縮まったわけですから、努力の賜物です。

 

【うるおいのキノコ】

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ベストタイム『01:01』

 

このステージは水クエストの最初のステージです。初心者だと雑魚敵ですら歯が立たない感じなので、ある程度まで強くならないと記録は出せないでしょう。

とくに「タックン」という敵キャラはHPが高いうえに、広範囲に魔法攻撃をしてきます。この魔法攻撃を食らうと硬直時間が発生して記録更新が難しくなるんです。だから敵が攻撃態勢に入る前に削りきって、魔法なり必殺技でスポーンした敵を瞬殺する必要性があります。

当初は01:36がベストタイムだったんですけど、先ほどの火クエのボスと同様に弓を使うとボス出現地点にギリギリ必殺技が届くので、二人が弓シンクロしてその間に三人目が雑魚を倒してボスを登場させるという、阿吽の呼吸の最終形態が求められます。

気持ちとしては01:00を切りたかったんですけど、無理ですねぇ。

 

【そこそこのもんがほしい】

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ベストタイム『00:34』

 

このクエストは敵の数は多いものの、魔法を使うことで一瞬で処理することができます。だからプレイヤーAが魔法を発動して敵が消えて、新たな敵が出現した瞬間にプレイヤーBが魔法を発動するという繰り返しで時短可能です。

ある程度は目押しでいいんですけど、たまにラグがあったりするので「感」も必要です。

 

【芸術のために】 

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ベストタイム『01:06』

 

このクエストは一人でやるとうんざりするボリュームとなっています。笑

ルンボーという雑魚敵がたくさん出てくるんですけど、コイツがまぁ不規則な動きをするのでめんどくさいったらありゃしない。

このクエストの時短に関しては私ではなく、他の方が裏ルートからボスを狙撃できるのを発見して01:06にまで短縮できました。

率直に「よく気づいたなぁ」と思います。

 

【二本角の復讐】

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ベストタイム『01:06』

 

このステージは「それぞれの道へ」と同じマップで大量にムーポゥが出現するのが特徴です。土の色とムーポゥの色が同系色なので見落とすことがあったり、壺の裏にムーポゥが挟まってたりして時間を浪費させられたことが何回もありました。だからタクシーの運転手みたいに「忘れ物ありませんか?」という目で確実に仕留めていかないと頓死します。

あとは出現と同時に弓の必殺技でボスを正確に削り落とす感覚が必要です。

 

以上が積み上げたデイリーミッションの成果です。

終わりに

サービスが終了するともちろん遊べませんし、記録が無くなるから没入していたユーザーは当然悲しいですよね。

でも、こうやってブログに記録を残しておくことで思い出すきっかけになると思うし、わりとゲームのハンドルネームを共通して使う人もいますから、どこかで会う可能性もありますからね。

「一度も会ったことのない人を知っている」って、有名人か芸能人くらいしか経験できないことだったと思うんです。それがインターネットによって匿名性の世界が出てくると日常と密接な関係になってくる。ゲームはそのうえ、全く違う世界の中でバーチャル体験できるから個人的には人類の発明品の1つとしてもっと評価されていいと思ってます。

スマートフォンという日常のツールの中で遊べたことは素敵なことだと思いますし、遊んでくれた皆さんに感謝します。

運営さんもぜひこのデザイン力を活かして、新しいゲームを作って欲しいと思います。

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予定では11月30日に配信が終了するみたいですが、すでにゲームにログインしなくなった方も多いので急いで書きました。

どこかの誰かさん達へ。

楽しい時間をありがとうございました。