モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

【飛ぶ新年会】ゲスト:いっぱい

留置所の歌合戦

いつも1時間じゃ足りないと思っていた『高橋源一郎飛ぶ教室』がお正月SPとして19時20分から22時50分までの2時間半のボリュームで放送されました。

先週の時点でスペシャルゲストが来るよと源一郎さんがツイートされていて、私はてっきり久米宏さんかと思っていたのですが良い意味で違いました。

ゲストは瀬戸内寂聴さん、能町みねこさん、尾崎世界観さん、島田雅彦さん、伊藤比呂美さん、ブレイディみかこさん、ヤマザキマリさん。

いっぱい\(^o^)/

オープニングトークは半世紀前に政治運動で捕まった高橋源一郎さんが青年だった頃の記憶。母親と恋人が面会に来て、てっきり釈放されるのかと思ったら延長。仲良くなった窃盗団のAさんから、世間じゃ紅白歌合戦をやってる。看守に了解は得てる。俺たちも歌おうと言われ、白白歌合戦が始まったというお話。

ゲスト:能町みねこさん

『すっぴん!』が終了した後にゲスト出演されて以来の登場。その時、能町さんは高橋さんから「現代の太宰治」と評された。

1限目:いのち

1限目は今回の対談のお相手である瀬戸内寂聴さんの『いのち』の紹介と高橋さんの感想。この話を踏まえて後半の対談へと続きます

ゲスト:尾崎世界観さん

尾崎世界観さんとは『飛ぶ教室』とTBSのラジオ番組とで交互にゲスト出演して、けっこう深く小説の話をされてましたが芥川賞にノミネートされるとは。

BUMP OF CHICKEN藤原基央さんみたいにバンドマンで映像分野のアートワークをする方は居ましたけど、文学の世界で表現してその道の先駆者達を認めさせるというのは凄いですよね。

ゲスト:瀬戸内寂聴さん

新型コロナの影響もあって、対談は12月にリモートで収録されたそうです。顔を打って入院されていたそうですが、お声は元気で何より。そして話が濃密すぎる。

さらにそれを聞いていた伊藤比呂美さんの「バケモノがバケモノにバケモノしてる」というパワーワード

この時点で私はお腹いっぱいな気持ちになっていましたが、この楽しい時間はまだまだ続く!

ゲスト:島田雅彦さん(シラフ)

高橋さんが70歳になって100歳の寂聴さんに話を聞いたように、60歳の島田さんが話をしたくなってる感じが少しエモかったです。尾崎さんは表現方法とかテクニックの部分で高橋さんに相談をしてましたが、人生の相談って本当に信頼できる人じゃないと難しいですよね。そういう意味でラジオパーソナリティーの人望が厚くないと、たくさんのゲストを呼ぶのって無理なんだなぁと改めて感じました。

リスナーからのメールも風景が見えるものがあって、メモ魔の私としては省略したくないですね。といいつつ、書き起こしではないので情報量は落ちますけど。

源一郎&比呂美&みかこ&マリの飛ぶ新年会!

面白い!

面白すぎて書いたメモを修正して、ツイートに連投してる間に日付かわりました。

現在、2021年の1月2日の深夜0時58分ですよ。寒いしお腹減ってるのにこんなずっとしてんの。笑

なんでこんな事してるのかって、瀬戸内寂聴さんの言葉じゃないですけど私もきっと病気なんでしょうね。だって普通、「面白かったです」って感想は番組に送りますもんね。私なんか番組放送中ずっとメモしてますから、気付いたら番組終わってる。「鉄は熱いうちに打て」って、多くのリスナーは熱いうちに感想を送りますけど、メモ魔は脳内再生できるように「いかに熱かったか」を記す。役割なんてものがあるか不明ですけど、その違いなんでしょうね。そのうえ『読むらじる』で公式の書き起こしも出るでしょうから、ニセモノになる運命。それでも鼓膜が揺れて脳細胞が残像を追った真実。楽しかった。

(おわり)