モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

またね『RadioSakamoto』

 

RadioSakamotoが最終回を迎えた。

多くのラジオ番組はリスナーから寄せられた葉書、FAX、メールを元にコミニュケーションを取る。この番組ではリスナーから寄せられた「音」でコミニュケーションを取っていた。

初めてそれを聴いた時に、世の中には自分の全く知らないところに才能を持った多く方々が居るのだと感じた。J-WAVEでは他にもピストン西沢さんがリスナーから寄せられた「この曲なんだっけ…」という状態の鼻歌から、その曲を当てるというミュージックレスキューという企画もあった。こうやって音でリスナーとコミニュケーションを取る番組があるJ-WAVEカッコいいなと私は思っていた。その『GROOVE LINE』も終わってしまったし、『RadioSakamoto』も終わってしまった。

今現在、私が知る限りでリスナーと音で会話をしてる番組は星野源さんのオールナイトニッポンぐらいだと思う。

『RadioSakamoto』に話を戻す。

最終回は教授が高橋幸宏さんへの想いを綴ったメッセージを、代役の大貫妙子さんが読み上げるというものだった。しかも、高橋さんの最期の収録は大貫妙子さんの楽曲。高橋幸宏のドラマでなければダメなんだという事で、大貫さんが回復を待って何とか収録したのだそう。凄い友情を感じたし、大貫さんは泣かずにどんなお気持ちで務めを果たしたのだろうと。

後半ではユザーン&蓮沼執太&長嶋りかこさんのお三人に加えて、コトリンゴさんが登場。

こちらも最終回だからという辛気臭い空気はなく、明るくいつものように放送されていたけど、番組が終わるという事で、この番組への想いが込められた音源が幾つか届いて、選曲をしてる時に長嶋さんは泣いてしまったそう。

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番組の最後は教授が最近聴いてるプレイリストのコーナー。こちらでは先日亡くなったバカラックの「MAKE IT EASY ON YOURSELF」が流れて泣いた。もうたまらんて…。笑

そして教授からリスナー、スポンサー、スタッフ、J-WAVEへの感謝の言葉が送られ「またね」という言葉で締め括られた。

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リアルタイムで番組のTwitterアカウントで放送内容をツイートしたり、放送後は収録の内容と出演者の画像、プレイリストを番組のサイトにアップしてアーカイブとして楽しめる。そうやって私たちリスナーが楽しめる番組を作り続けた、ディレクターの中村祥一さんも本当にお疲れ様でした。

特番でまたJ-WAVEから『RadioSakamoto』が流れてくるまで、またね。