JAM THE WORLD : J-WAVE 81.3 FM RADIO
来月30日から改正個人情報保護法が全面施行されます。
2005年4月の施行以来となる改正で、誰の情報か分からないように匿名加工された個人のデータを売買することが可能になります。
いま個人のデータは第二の石油と呼ばれるほど注目されていて、上手に活用すれば新しいビジネスにつながると期待を寄せられています。
こうした中、政府が実現に向けて議論を進めているのが「情報銀行」です。
なぜ政府は「情報銀行」を作ろうとしているのか?
個人情報の漏えいなど、問題、課題は何なのか?
中央大学総合政策学部准教授、岡嶋裕史さんと一緒に考えます
以下、メモです。
情報銀行とは何ですか?→ビッグデータや機械学習の中から新たな発見があり情報はお金のように使われています。それを整理しようというものだと思います→漏洩については?→情報の紐付けにより本人よりも機械のほうが行動パターンを理解することが面白さであり怖いところです。 #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
使わないこともできるのか?→預ける、預けないは個人の意思です→メリットは?→情報銀行が個人の情報を一括して管理し、信頼できる民間企業とやりとりをすることができます
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
→プライバシーのアルゴリズム化って怖くないですか?→CPやAIのほうが人間より正確になった時に、個人がそれに奪われたと感じるのか、あるいは委ねるのか決めるべきです。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
世界ではどこの国が個人情報を上手に使っているのでしょう?→アメリカさんはGoogleにしろAmazonにしろ、個人情報から新たな技術を開発しているように思います。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
課題は?→一括で蓄積しているのが漏れたらということがあります。企業が流出させて図書券を配って傾きかけたなんてことがありますが、一度流出したら回収できませんからね。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
対策は?→厳しい監視の目が入ることは考えられます
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
リスナーからはマイナンバーに対する不安もあるようですが?→確かに紐付けされて監視社会のディストピアになることは恐ろしいですが、マイナンバーは用途が限定されています。また、マイナンバーカードは別です。
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
海外でのルールは?→個人のプライバシー保護についてはEUは「忘れられる権利」を保護していく方向にあり、アメリカはどんどん活用して企業の活躍に役立てようと考えています
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
→議論の進捗は?→まだ構想段階だと思いますがこうやって議論することはいい事で、密室の中で決めるのではなくオープンな場で専門家を交えて議論したり、パブリックコメントの募集もあるでしょうから皆さん意見を出しましょう。手間暇かけて作っても納得できなければ意味がありません #jwave
— 海老原いすみ (@ebiharaism) 2017年4月26日
メモは以上ですが、Twitterだと文字数の関係でどうしても言葉が強く見えてしまうのですが、岡嶋さんは物腰のやわらかい方で分かりやすく説明されてました。
興味のある方はぜひ番組サイトからradikoのタイムフリーで聞いてみて下さい。一週間以内ですのでお早めに。