モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

11月5日 10年後の行ってらっしゃい

00-06 H
06-12 A
12-18 CCI
18-24 DA

A. 北海道地方-0-1-0-1=2
B. 東北地方 -0-0-0-0=0
C. 関東地方 -0-0-2-0=2
D. 中部地方 -0-0-0-1=1
E. 近畿地方 -0-0-0-0=0
F. 中国地方 -0-0-0-0=0
G. 四国地方 -0-0-0-0=0
H. 九州地方 -1-0-0-0=1
I . 沖縄地方 -0-0-1-0=1
合計回数 ----1-1-3-2=7

03:43 橘湾 10/2.9 ①
07:15 宗谷地方北部 10/1.9 ①
13:14 千葉県東方沖 10/3.4 ①
15:18 千葉県東方沖 10/3.7 ①
17:53 沖縄本当近海 10/2.8 ①
22:58 新潟県中越地方 浅/2.5 ①
23:45 日高地方中部 120/3.8 ②


ネパール地震の続報。死者は150人を超えた。
被害があったのは山岳地帯。建物が倒壊し、重機が入るのは難しい模様。
西之島の軌跡。
今日も46年ぶりの夏日。
熊本では30℃に到達。

海外のニュース


世界各地でガザでの殺戮をやめるようにデモが起きるなか、イスラエルの極右政権では閣僚が核爆弾を投下するのも選択肢だと発言。
ハマスによって奪われた命が自分達にとってかけがえのない存在だったと思えるならば、それと同様に壁の向こうでむごたらしい地獄に直面している人々にとっても大切な命が奪われている事をどうして理解できないのか。
暴力によって問題を解決できると思っている為政者達は人間の命を何だと思っているのか。

国内のニュース


稼げる大学、大阪万博&カジノ誘致、法務副大臣公選法違反&現金配布リスト
組織腐敗と守銭奴が跋扈する今日この頃。
とくに法務大臣に関しては河井夫妻が広島で大規模な買収をしていたのに、また似たような事をしていたとなれば、法を司る行政組織として信頼は底を抜けて溶け落ちてしまう。

雑記

昨夜、アニメ版の「進撃の巨人」が10年の歴史に幕を閉じた。
悪魔と呼び銃口を突きつけあっていたエルディアとマーレの人々が、人類を滅亡させようとするエレンを止めようとする。
始祖ユミルの力は最強で、歴代の巨人の骨をも動かし何度も襲いかかってくる。
アルミンは巨大化前にオカピの巨人に食われるといううっかり八兵衛をやらかし、常に自分は自分自身の信頼を裏切ってきたと号泣する。
肉体から精神が切り離され、道の上でエレンの兄ジークに出会う。生物が生きる意味は元来、数を増やして子孫を繁栄させる事にある。にも関わらず人類は全く逆で、互いに殺し合っている。エレンを止める意味はあるのか?と問われる。
そこでアルミンは幼き日、エレンとミカサと走り回ったなんて事のない一瞬の出来事が自分にとっては「この日の為に生きていた」と感じられたと呟く。
それを聞いたジークもまた、クサヴァーさんとキャッチボールをする事が自分を生かしていた事に気付く。他人からしたら全く無価値なものが、自分を生かして未来に届けるという事を思い出したジークはアルミンに協力。亡き者と道で繋がっている事を逆手にとって、過去に巨人の能力を有した者たちと対話し、協力をしてもらうことで始祖ユミルからの支配から脱却。これにより自体は一気に好転した。
飛翔能力に目覚めたマルコとガビとアニが加勢したのも胸熱展開。ガビはただの人間でリヴァイから「銃が通用する相手はここには居ない」なんて言われたけど、持ち前の射撃スキルでミカサがオカピの巨人を仕留めるシーンでアシストしていた。
どんなにシリアスなシーンでも、ギャグをぶっ込んでくる諫山先生の胆力もすごい。Twitterのトレンドワードにも「オカピの巨人」がランクインしてたけど、なぜだか野球のジャンルに分けられていて笑ってしまった。
アルミンを救出し、ジークも登場。
ジークは自らの首をリヴァイに差し出し、斬首した瞬間に地ならしが停止。ジャン&
いつもは兵站に専念している車力の巨人のピークが戦闘に全振りして、ジャンが起爆させるまでの時間を作るという展開も良いし、リヴァイとミカサという2人のアッカーマンが運命に逆らって首を切るという展開もカッコいい。
リヴァイとジークはカラバッジョの「ゴリアテの首を持つダヴィデ」に見えたし、ミカサとエレンはギュスターヴ・モローの「サロメ」に見えた。
首を切られたエレンは自らが始祖ユミルの能力を得た事によって、どうしたら殺しの連鎖を止められるのかを何度も思考した結果、ミカサが自分の首を切る未来にしか巨人が存在しない未来はなかったのだとして、結果的に人類の8割を踏み潰してしまうという殺戮を行った。アルミンは親友としてその話を受け止め、自分も地獄に行くから待っていてくれと告げて抱き合い別れた。
ミカサはエレンがよく居眠りをしていた丘に彼の首を埋めて墓を作った。墓石には「最愛のあなたここで永遠の居眠りにつく」と刻まれていた。
生き残ったアルミン、ミカサ、ジャン、コニー、ライナー、アニは人類の2割を救った英雄として、軍事国家として勢力を強めるパラディ島に赴いて、今までに何があったのか話すというところでEnd
今作品の素晴らしいところは、同じ現実であったとしても立場によって全く見方が変わるという点。
この舞台装置がエレンにとっての「戦え」という言葉、アルミンにとっての「考えろ」という言葉に深みを与える。
かつて壁を破壊してパラディ島を強襲したライナーが始祖ユミルを止める為に全身全霊をかけて立ち塞がるというシーンは、この2つの言葉の中間地点に感じられる。主人公ムーブはカッコよかったけど、最後でヒストリアの手紙の匂いを嗅ぐ変態さ加減を見せてくれてたのでプラマイゼロに戻してくれてよかった。
あと、「生物は増える為に生きているのになぜ人間は殺し合っているのか?」というジークの疑問の答えは、ユミルは王に愛されたかったので命令に従い続けたというもので、エレンにはそれが理解できたからユミルはエレンに着いたという話。
アルミンとの会話の中で、本当はエレンもミカサの事が好きでミカサに他の男ができるなんて考えたくもないとギャグテイストで描かれていたけど、ユミルとエレンは「叶わぬ恋」という点で繋がっていた。
ユミルは王にとっての奴隷。
つまり身分違いの恋。
エレンの場合は自由の奴隷。
これは実存主義サルトル哲学。
「人は自由の刑に処されている」というもの。
人々が自由に選択した結果もたらされた現実が虐殺に繋がるとしたら、自由を求めて戦ってきた自分たちは一体なんの意味があるのか?という問い。
この問いに答えを出したのがエレンの他にもう一人。リヴァイ兵長
作品のなかでは巨人と戦うたびに仲間を失い、それでも悔いのない選択を繰り返して前に進んできた。
結果的に8割の人類が死に絶えるという世界線に繋がってしまうが、エルヴィンやハンジと同じ目をしたアルミンに全てを掛けて作戦を実行した事に後悔はなかった。最後のシーン、リヴァイは巨人の居なくなった世界の難民キャンプのような場所でお菓子を配っていた。自身はスラムの最下層で息も絶え絶えの幼少期を過ごして、ケニー・アッカーマンに生かされた。そしてエレン、アルミン、ミカサを海に連れていった。こう考えると、とっつき難いトゲトゲしい性格のキャラクターでありながら非常に母性的なキャラクターだったなぁと思う。
リヴァイは最終戦に臨む前にジークの自爆で片目と片腕を失っているので、通常のアクションと異なる動きを必要とされた。その作画がやばかったなぁ。
身体のバランスが違うアクションになってる。またコマ送りで見返したい。
ナチスとガサ地区という人類にとっての難問を取り入れながら、エンターテイメントとして昇華しつつ、そこに希望が見出せる結末にしたという点で、進撃の巨人はマンガ史/アニメ史に残る傑作だと思った。