進化論。改めて面白いなぁと思います。
一般的に進化というと、目的の為に手段がプラスされる事を考えがちだけど、ダーウィンが提唱している進化論は数多の生物の中から「自然淘汰」されたもの同士が交配して、その特徴を持つ子孫が生まれたという考え方。
そのカブトムシがなぜ飛べなくなったかというと、強風が吹く島だったので飛んでる個体は風に流されて、しがみついている個体が残って交配した結果だとのこと。
目的があって進化したと考えると、どうしても「退化した」と捉えてしまうが、このカブトムシは生存競争を勝ち抜くうえで、むしろ飛行能力が弱点になりかねないので「退化」ではないのだ。
画像の左側は一般的な生態系のヒエラルキーを表したもの。
「草→草食獣→肉食獣」という食物連鎖は学校で習うベーシックな概念だ。
しかし、実際は網目のように絡み合った複雑な構図で未だに理解が進んでいない部分が多いとのこと。
自然淘汰の繊細さをうかがい知ることができる。
長谷川教授の見解を要約すると…
「人間は複雑な生態系を単純化しないと分からないくせに、自然を操れると思ってる」
あれ…? この憎しみ…どこかで聞いたことあるぞ…