モブトエキストラ

左利きのメモ魔が綴る名もなき日常

光の男根、ひかりのウンコ

伊集院光さんのラジオがおかしかった。
深夜の馬鹿力で、感染者が増えてる中でもついたてをして人々に見えないように継続されている聖火リレーを男根崇拝と例えていて、朝の番組ではゲストの大塚ひかりさんが真面目にウンコとSEXを連呼しまくってた。

「本当はひどかった昔の日本ー古典文学で知るしたたかな日本人ー/著 大塚ひかり」 - モブトエキストラ

以前に私は大塚ひかりさんの本を読んでいたので、こんな全てのパラメーターをウンコに振り切ったような方だとは思わなかった。

興味を持ったきっかけは中学の頃に読んだ宇治拾遺物語だと言っていた。恋心を寄せる女性に振られて、諦めるためにその女性のウンコを盗んだらレプリカだったというではないか。ここでアシスタントの竹内さんが全リスナーが抱いているであろう疑問を大塚さんにぶつけてくれた。
「偽のウンコってどういう事?」
朝の番組でブースの中の3人全員がウンコと言ってるカオスな状況。笑
大塚さんによると今昔物語にほぼ同じ物語があって、そこでは男が舐めたり啜ったりして偽物だと気付いて、こんな女がいるだろうかと恋い焦がれて死ぬのだそう。
深夜の馬鹿力』では伊集院さんがよく「ウンコっ食い」という発言をされている。それを補うように新しく加入した瓶底メガネさんがそういうアダルトビデオを伊集院さんに紹介していたのを思い出した。「類は友を呼ぶ」とはこの事だ。

朝の番組で舐めたり啜ったりっていうインパクトがヤバイ笑
さすがに伊集院さんも時間帯を配慮したのか後半でウンコを「排泄」と言い換えたんだけど、大塚さんがヒートアップして「昔はウンコの事はクソって言ってて名前に付けたりしてたんですよ」って言ったあたりで伊集院さんも乗っちゃって「諸説あるんでしょうけど、牛若丸の丸はおまるのまるから来てて、不浄なものだから寄り付かないようにって『世界ふしぎ発見!』で知りました」って言ったら、大塚さんが「それは知らない」って返したのがとても面白かった。笑
その後、大塚さんが「ウンコって何もかもぶち壊す力がある」というパンチラインを出して、それはあなたですよって思った。笑
ラストに大塚さんは敷居が高いと思われている古典のありのままの姿を伝えたいと言っていた。途中でその一例として『浦島太郎』が挙げられていたんだけど、真面目にこれは歴史改変に抗う学者の佇まいでもあると思った。何でもかんでもハッピーエンドに変えちゃうのはディズニーがよくやるし、『ごんぎつね』も元は違ったわけだし、真面目にエログロを解剖するのはすごい事だなぁと思った。

神回だったわ。笑